2級技能検定(面接)評価区分の考え方【関係構築力】1

評価区分の2番目の関係構築力について考えてみます。

1行目から2行目の『維持しつつ』までですが、ロジャーズの3条件について書いた箇所を頭に入れながら読んで下さい。「受容的・共感的」な「態度」であり、「誠実(genuieness)」な「態度」であることを求めていると読めます。3条件の内容そのままだと思うのですがいかがでしょうか。ここで「受容は~すること」「共感するには~しないと」と考えてしまうと難しいことになってしまうと思っています。

むしろ、「~しないといけないのでは」というのは2行目にある「スキルを用いて」のところではないでしょうか。いろんな先生や講座で話されているのはこのスキルの部分だと考えています。技術的に習得するのはむしろこの部分で、さまざまな養成団体のテキストに書かれているはずです。

その次の「相談者との~」以下は、この評価区分の中でも難解な部分で色んな解釈が考えられます。「自分に気づき、成長するような」という表現があるので、普通に考えるならばやはりロジャーズのパーソン・センタード・アプローチ(来談者中心療法)の考え方に従って、キャリアコンサルタントとクライエントとのやり取りの中で気づきがあるような面談、というイメージになるでしょうか。「気づき、成長」という表現がなければ他の可能性もあると思われるのですが、2級検定ではあまり難解な内容は求められていないと考えていいでしょう。

「安定的に進める」とあるので、面談の最初から最後まで「受容的・共感的・誠実」な態度で接して面談が進められることを求めていると思っています。