カール=ロジャーズ 年譜

ロジャーズについて知っておくことも必要かも知れません。書籍、論文、ネットなどからまとめてみます。(追記・訂正していきます)まず年譜です。

【 年譜 】

カール・ロジャーズ(Carl Ransom Rogers)1902年1月8日―1987年2月4日
アメリカ合衆国イリノイ州オークパーク生まれ。6人兄弟の4番目で、兄が2人・姉が1人・弟が2人いた。厳格なプロテスタントの家庭であった。

1902年 誕生
1919年 ウィンスコンシン大学農学部に進学。牧師を目指して史学に専攻を変更。
1924年 ウィンスコンシン大学卒業。妻へレンと結婚。同年ユニオン神学校入学するも、1926年 コロンビア大学大学院教育学研究科で臨床心理学・教育心理学を学ぶ。長男誕生。
1927年 コロンビア大学に在籍のままニューヨーク市児童相談所の研修員(インターン)になる。

1928年 コロンビア大学大学院で文学修士号を取得。ニューヨーク州のロチェスター児童虐待防止協会(1939年ロチェスター児童相談所と改称)で1939年まで12年間臨床に携わる。
1930年 長女ナタリー誕生。
1937年 「ここでは大人のカウンセリングはされないのですか」という母親(オーク夫人)からの訴えをききショックを受ける。
1939年 『問題児の治療』を出版。

1940年 オハイオ州立大学大学院に正教授として勤務。このころから「クライエント」と呼びはじめる。カウンセラー養成においてスーパービジョンを実施。カウンセリング過程を録音しはじめる。また、「心理療法におけるいくつかの諸概念」という発表を行う。非指示的療法の発表であったが、聴衆には指示的療法のウィリアムソン教授(ミネソタ大学)がおり、本人の前で批判を行う。

1942年 『カウンセリングとサイコセラピー 治療実践における新しい諸概念』を出版。「ハーバート・ブライアンの事例」の逐語録を掲載。

1945年 シカゴ大学に勤務(~1957年)。カウンセリング・センターの責任者となる。医学部精神医学科と対立する。医学部にはハインツ・コフートが勤務していた。
1951年 『クライアント中心療法』を出版。
1952年 ユージン・ジェンドリンがシカゴ大学カウンセリング・センターに加わる。
1957年 ウィンスコンシン大学に勤務(~1963年)。心理学・精神医学の教授となる。『セラピーによるパーソナリティ変化の必要にして十分な条件』を発表。
1961年 『ロジャーズが語る自己実現の道』を出版。日本来日。
1962年 マズロー、ロロ・メイらとアメリカ人間性心理学会を設立。
1964年 カリフォルニア州サンディエゴ市の西部行動科学研究所の客員研究員として勤務。ベーシック・エンカウンター・グループの活動を精力的に行う。
1965年 グロリアとの面談ビデオが市販される。『グロリアと3人のセラピスト』(Three approaches to psychotherapy)
1968年 人間研究センターを設立。
1979年 妻へレン死去。
1987年 2月4日死去、85歳。

【 著作 】

『問題児の治療』”The Clinical Treatment of thr Problem Child”1939

『カウンセリングとサイコセラピィ』”Counseling and Psychotherapy:New Concepts in Practice”1942

『復員兵とのカウンセリング』”Counseling with Returned Serviceman”1946

『クライエント中心療法』”Client-Centered herapy”1951

『サイコセラピィと人格変化』”Psychotherapy and Personality Change”1954

『治療的人格変化の必要十分条件』”The Necessary and Sufficient Conditions of Therapeautic Personarity Chaange”1957(*1)

『クライエントセンタードの枠組みにおいて発展したセラピィ、パースナリティ及び人間関係の理論』”A Theory of Therapy,Personality and Interpersonal Relationships as developed in the Client-Centered Framework”1959(*1)

『人が”ひと”になるということ』”On Becoming a Person”1963

『治療的関係とそのインパクト』”The Therapeutic Relatioship and Its Impact”1967

『学習する自由ー教育はいかにありうるか』”Freedom to Learn:A View of What Education Might Become”1969

『パートナーになるということー結婚とそのオルタナティヴ』”Becoming Partners:Marriage and its Alternatives”1972

『エンカウンターグループ』”Carl rogers on Encounter Group”1973

『パーソナルな力ー個人に潜在する力とその革命的なインパクト』”Carl Rogers on Personal Power:Strength and its Revolutionary Impact”1980

『ある人間の在り方』”A Way of Being”1984

『心理療法におけるクライエント中心及び人間中心のアプローチ』”A Client-Centered/Person-Centered Approach to THerapy”1986

日本語訳されているものに*をつけました。

*1:ロジャーズ選集(上)誠信書房

 

参考文献

カール・ロジャーズの生涯 The life of Carl Rogers 金原俊輔 長崎ウエスレヤン大学地域総合研究所紀要 11巻1号 2013年3月

カール・ロジャーズ入門 自分が”自分”になるということ 諸富祥彦 コスモス・ライブラリー