キャリア・アンカー

キャリア・アンカーほどよく聞く単語であるが、説明をするとなると意外に難しい。

漠然と「個人がどうしても捨て去ることができない価値観で、船の錨に例えられる」と学習したようであるが、はたしてっそうなのであろうか。

例えば、キャリア・アンカーがすべての人に通用するかといえば少々話は違うようで、「キャリアがスタートして約10~12年経過」してインタビューした回答に基づいての類似性での指摘がされています。ということは、大学生などに対しては機能しないという意味になるので、キャリア・アンカーを使う時には注意が必要です。

これは例えば、キャリアコンサルティング技能検定試験などにも注意が必要ということになります。2級・1級検定とも、学生を扱うケースが論述試験や面接試験に出て来ると思いますが、この場合はキャリア・アンカーを持ち出すことは知識レベルでの評価では致命的とも言えることになるので、よく留意しておかなければなりません。

逆に論述や面接試験において、企業分野・需給調整分野で社会人経験が10~12年以上ある場合については、よく理解した上でキャリア・アンカーを使うことは意味のあることと言えるでしょう。もっとも、出題されたコンテクストに合っているかどうか、よく注意しなければなりません。55歳の相談者にGATBをやってみる、ということがよくジョークでありますが、意味のわからない人がいるのと同じようなことが起きていると考えられます。特に指導レベルやスーパーバイザーを目指す人については常に最新のデータにバージョンアップすることが求められます。