技能(スキル)学習のステップは、一般に

① 技能の見本を見せる(モデリング)

② それを試行させる

③ 試行の結果をクライエントにフィードバックする

④ 練習させ、勇気づける

⑤ 成果を評価する

というプロセスをとる。この中で、見本を見せること(モデリング)による学習は特に重要である。モデルにするものには次のような色々な対象を考えるべきである。

・クライエント自身:クライエントに自信があること、成功したこと、その時の状況などポジティブな側面を確認させる。

・カウンセラー:ロールプレイを通じて、カウンセラーはクライエントが学習すべき行動のモデルを提示する。

・実在のモデル:実際の現場にはたくさんの成功モデルが存在する。クライエントが知っているこれらのモデルを説明し、描写する。

・象徴的モデル:実在ではないが文学、芸術、マスメディアなどによって示されるモデルを提示する。

・モデリングでは、これらのモデルはその時どんなスキルを使ったか、何をしたか、結果はどうかなどを学ぶことである。キャリア・カウンセラーは、クライエントに不足している技能を確認し、評価し、クライエントが最低限必要とするレベルまで獲得するよう支援する。