(2)方策の実行

① 可能性のある方策をいくつか考え、その中から適切な方策を1つ選ぶ。選択肢(1つ1つの方策)を並べ、そのメリット・デメリットを比較検討し、最もターゲットを実現するために適当なものを1つ選ぶ(意思決定する)ことである。

② 方策実行のプロセスを、クライエントに説明する。 方策の内容、目的、原理、プロセス、結果、結果から得られる利点と損失、しなければならない諸活動などをクライエントに説明することである。

③ クライエントのニーズに合うように方策を変更する。方策がクライエントの欲求、価値観、置かれた状況に反する場合は、それらに合うように変更する必要がある。

④ 方策達成のために、カウンセラーとクライエントが契約を結ぶ。方策を実行するためには、ステップを踏んで具体的なことを実行しなければならない。この具体的な行動(すなわち個々の方策)をすることを約束することである。時には、それを文書にした「契約書」を取り交わすことが必要になることもある。

⑤ ステップの実行 決定し、契約された行動を、行動の主体であるクライエントが自分の責任で実行することである。主体はクライエントであるが、カウンセラーも契約した役割を実行する。

⑥ 方策の実行全体をチェックする。上記の各ステップを行った段階で、方策全体を行ったかどうか確認する。契約した事項があるのだから、それを1つずつ確認すればよい。していない場合は改めて実行するか、内容を検討して別の支援を考える。