(1)学習方策の意義

システマティック・アプローチの第4の特徴は学習方策である。キャリア・カウンセリングは、一種の教育プロセスでもある。カウンセリング・プロセスを通じて、カウンセラーは、クライエントが目標を立て、学習できるような状況を創り出し、かつ、目標達成のための学習計画や方策を実行するのを援助する。例えば、キャリア・カウンセリングでは、クライエントが求人先を探し、その仕事に応募し、就職してその仕事に定着してうまくやっていくのに必要な知識、技能や習慣を学習することを援助することは、クライエントを受容し、共感的に理解することと同様に重要である。意思決定も学習のプロセスの中で行われる。学習は単に知識を得るばかりではない。学習には、クライエントが技能を開発し、習慣のパターンを変更し、動機づけ、置かれた状況を認識し、それに適応することを含む。カウンセラーが、学習を支援する場合、次のようなことを一般的に留意する必要がある。